ウェディングフォトに欠かせないストロボライティング機材一覧

ワークショップをやった時に必ず聞かれるのが「どんな機材を使っていますか?」ということ。そして機材の少なさにびっくりされる方もいらっしゃいます。

そんなに特殊な機材を使ってるわけではないですし、ライカのようなド高級な機材も(使いたいけど)使っていません。

ということで今日は、折原が使っているライティング機材一覧と、それらを揃える際の参考になるよう使用頻度の高い順番の紹介をしたいと思います。

では、まず機材リストをご覧ください。


kuppography折原の使用機材リスト

カメラ・レンズ

Canon 5Dmark3 ×2
Canon EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM
Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM
SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM
SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM

ストロボ関連

Canon スピードライト 600EX-RT ×2
Canon スピードライトトランスミッター ST-E3-RT

その他

Velbon Pole Pod / ポールポッドⅡ
ETSUMI ハニカムグリッドライトシステム SG-C(Ⅱ) ×2
Gamilight ボックス スクエア 43×43

僕のブログに出てくる「ライティング」というのは「ラジオスレーブ機能を使ったオフカメラ・ストロボライティング」が基本になります。たまにオンカメの話もあるかもしれませんが。ご承知おきください。


現場でライティングするための必需品

ではまず、そのオフカメラ・ストロボライティングに使っている機材の紹介からいきます。ちなみに、見ていただいたら分かる通り僕はキヤノンユーザーですが、ブログではニコンや他のメーカーのユーザーさんにもなるべく参考になるように書いていきますので、ぜひお付き合いください。

オフカメラ・ストロボライティングをやろうと思ったら、まずは送受信機1台とスレーブ機能のついたストロボ2灯を揃えましょう。送受信機は、上の機材リストで言えば「Canon スピードライトトランスミッター ST-E3-RT」、ストロボは「Canon スピードライト 600EX-RT」です。他にも、CactusやGodox、それから日本メーカーではニッシンなども似たような機材を出しています。メーカーは問いません。

それから上にあげた以外にも、ブツ撮りを支える細かなアイテムたち(上の写真の右側あたりのアイテム他)がありますが、それはその都度の紹介、もしくはある程度のボリュームになりそうならまとめて一つの記事にするつもりです。

ということで、それ以外のよく使うアクセサリー3種類の説明をザックリいきます。上のリストの「その他」に列挙した機材たちです。後述のグリッドとボックスはシーンによって使い方が色々あるので、それぞれ別個で記事を書く予定です。なので今回は紹介だけ。


スタンド

ベルボンから出ているスタンドです。僕が使っているのはⅡですが、現在はⅢにモデルチェンジしているとのこと。スタジオで使うようなスタンドとは違い、軽量で機動性に優れ、脚の幅も狭いのでウェディングに向いてます。その代わり安定性はあまりありません。カメラも立てようと思えば立てられますが、基本的にはクリップオンストロボ専門のスタンドと考えていいと思います。置く、持つ、の両方に使える非常に優秀なスタンドです。

縮めた状態で62cm

最大に伸ばして166cm

こんな風に、ポールを外して低いライトとして使うこともできます

クイックシューになっているので着脱も簡単です。ネジは10円玉などで締められます

ライティングにとってはマストアイテムと言っていいでしょう。置くだけでも多様なライティングができるようになるのですが、持ってくれる人(アシスタントや理解ある優しいスタッフさん)がいるとさらに幅が広がります。


グリッド

ストロボの照射角と露光量を大幅にせばめて、スポットライトのような光を作り出すアクセサリー。人物、ブツ撮り、どちらにも使えます。

全体的に暗い会場やナイトウェディング、もしくは天井や壁に色がついていてバウンスが使えない!でもオンカメで直当てしたら雰囲気が台無しだ!というようなシーンにおいて抜群の性能を発揮。

特におしゃれなレストランなどはスポットなどがなく、新郎新婦が引き立たない現場もあります。そんなときにもこのグリッドがあれば「照らしたい部分だけを照らす」ということが可能。また、中のハニカム部分は分解できるので照射角を変化させられます。

全てのパーツが組まれている状態です。

左が表側で、このグリッド部分(蜂の巣のような部分)によって照射角と露光量をせばめています。

右が裏側です。僕が使っているのはキヤノン用(600EX)ですが、現在は各社のストロボに対応したマジックテープになっている「ユニバーサル」と名のついたモデルがあります。

分解した図。

薄いのだけ、厚いのだけ、重ねて使う、という3パターンの使い方があります。

実際に使う時はこのように。少しだけ前が重くなるので注意。

実際の現場で使うとこんな感じ。

グリッドは他のメーカーからも出ていますが、このエツミのグリッドのいいところはとにかく軽くて「まぁまぁ円形に」照射できる、というところです。

この「円形に」というのが非常に重要で、円形じゃないといかにも「ライト当てましたよー!」というのがモロバレで不自然な写真になってしまうのです。というのも、スピードライトは元々長方形か楕円形のような照射面ですよね。それに即した形のグリッドだと、ストロボのエッジもそのままの形(長方形か楕円形)で写り、不自然さが拭えないのです。

僕は初めてグリッドを買ったのが上記の製品なのですが、不満なところがほとんどないので買い換えようとも思いませんでしたし、現在も2つ使っています。ハニカムの角度を変える時に、リング部分を外して、取り出して、またつけて、という面倒さはありますが、頻繁に行う作業ではないのであまり気になりません。

先ほども書きましたが、現在はモデルチェンジをしていて、ストロボをはめる口の部分がマジックテープになったので、1モデルで各社のストロボに対応しているようです。


ボックス

ガミライトというメーカーから出ているソフトボックス。

面光源を作り、直で当てるよりも柔らかなライトを生み出します。こちらも人物、ブツ撮りどちらにも使いますが、僕は指輪撮影のメインライトとして使うことが圧倒的に多いです。僕が使っている43cm角のタイプは生産終了しているようなので、後継品のリンクを貼っておきます。

後継品はすこしサイズが大きくなり、ボックス部分からも光が漏れるようになったのでより柔らかく光が回る設計みたいですね。マウントサイズがSとLとありますので、ご自身のストロボに合わせてご購入下さい。

公式ページの説明とモロ被りなのですが、一応画像付きで解説します(笑)

ボックスにディフューザーをつけ、マウントを使ってライトに装着します。上からだとよくわからないですね。

分解すると、ボックス、ディフューザー、マウントに分かれます。

実際に使う時はこのようになります。安定性が悪くなるので注意!

実際の現場で使うとこんな感じになります。

43cm×43cmというサイズ(後継品は50cm×50cm)はボックスとしては非常に小さいのですが、ウェディングの現場だとこれ以上大きいものをフレキシブルに使用できないでしょう。

もっと大きい面光源が欲しいと思うことはありますが、スタンドの安定性やライトの出力を考えるとこのサイズが落とし所です。指輪撮影のメインライトに使うことが多いと書きましたが、披露宴会場で使えないのは非常に目立ち、安定性にも欠けるから。

それでも披露宴会場で「あぁ~。ボックス持っててよかったわぁ~。」という日がいつか来ます(笑)。ボックスについてもグリッド同様、個別に記事を書く予定なので詳しくはその時に。


結局、何から買えばいいのさ!?

さて、ここまでスタンド、グリッド、ボックスと紹介しました。ぶっちゃけ言ってしまえば、間違いなく「全部あったほうがいい」です(笑)。なぜならどれも現場でよく使っているので…。

ただし、使用頻度という点で見ると、スタンド>グリッド>>>>ボックスという感じでしょうか。グリッドは前述の通り披露宴会場でも使ったりします。

ということで今回は、オフカメラ・ストロボライティングに必要な、あるいは便利な機材とその使用頻度を紹介しました。

次回は「ないなら作れ、スポットライト!ハニカムグリッド~人物、ブツ撮りどっちにも使える最強アクセサリー!」をお届けする予定です。グリッドの具体的な作例と使い方をできるだけ詳しく!お楽しみに!


執筆者紹介

ウェディングフォトグラファー折原

折原 貴祥 / おりはら たかあき

 1985年生まれ、埼玉県出身。写真家の父を持ち、幼少期より写真に接してきた経歴を持つ。
 ウェディングフォトを始める前は、ブツ撮りの広告スタジオにアシスタントとして所属。そのことから、ウェディングの現場でもあらゆるシーンをドラマチックに仕立て上げるストロボライティングに定評がある。

クッポグラフィー 折原ページ
http://www.kuppography.com/takaakiorihara/